Taichi72のつぶやき

日々感じたことを気ままにつぶやいてみるブログです。

不器用なオトコが魚をさばいてみた~イワシ編~

イワシの刺身

ボクは基本的に料理がキライではない。

決して「すごく好き!」というわけではない。

ただ、

「自分の食べるものは、なるべく自分で作るべき」

と思っているので、自分が作ることができる時間やエネルギーがある限り、料理はする。


でも、その料理の腕はとても他人に自慢できるレベルではない。

レシピを見ないで作れる料理の数は少ないし(例えば『豚汁』。これは本当にウマイ)、

レシピを見ながら作っても、

「このレシピ、間違ってるんじゃないの?」

なんて因縁をつけることがあるくらい、予想とは違う味付けになってしまうこともある。


でも、世の中のことってたいてい「数稽古」が必要だし、それに、やればやるほど技術は上がっていくものだ。

「オレは(ワタシは)料理ができない」

なんていう人がいるけど、ボクに言わせれば、

「できない、ではなく、やってないだけ」


最初は、面倒くさがらず、自分の気に入ったレシピを選んだら、そのレシピ通りに作ることが大切。

調味料をすべてキッチリ揃えて、分量もそのレシピどおりにキッチリ使う。

この「キッチリ」がとても大事。

つい分量を適当にいれてしまいがちだけど、

適当にやって美味しい料理が作れるのはまだ先のハナシ。

この「キッチリ」を守って作れば、自分の好みがわかってくる。

「このレシピの分量だと、自分には少し塩が少ないな」

とか、

「もう少し、煮込む時間を多くした方がいいな」

そんな経験を重ねるうちに、自分の好みの作り方が発見できる。



自分も妻も、「魚のお刺身」が大好き。

たいていスーパーで切り身を買ってくるんだけど、

やっぱりコストパフォーマンスが悪い。

そりゃ魚をさばく手数料がかかっているんだから当たり前と言えば当たり前。

でもふと思った。

「そんなに刺身が好きなら、自分でさばきゃいいんじゃん!」


だから、さばいてみた!

イワシ
今回参加していただいたお魚は、静岡産の「うるめいわし」

目がうるんでいるように見えることからこの名がついたとのこと。

基本的には「丸干し」として流通するのが通常で、鮮魚として売られているのは稀(まれ)らしい。

じゃあ、今回はラッキーだったんだ!

しかも、消費税込みで2匹で172円ととってもお安い!

ボクのような庶民の味方だね。

名刀「関孫六(せきのまごろく)」の出刃包丁も用意しました。


イワシ
まずは、アタマをブツっと切り落とします。


イワシ
次に、オナカの身を切り落とします。


イワシ
オナカの中にある内臓を、包丁でかき出します。


イワシ
イワシの肛門まで切り裂きます。

それを開いて、背骨に沿って包丁で切り込みを入れます。

そこに血がたまっているので、その血を出しやすくするためです。


イワシ
流水でオナカの中に残っている内臓や血を洗い流します。


イワシ
アタマがあった方を左側にして置きます。

そして、シッポの方から背骨の上を滑るように切り離します。

反対側も同じように切り離します。


イワシ
オナカ付近に「腹骨(はらぼね)」がついているので、それを切り落とします。

もう一つの切り身も同様に「腹骨」を切り落とします。



イワシ
イワシとかアジなど、青魚は小骨がとても多いです。

この切り身をさわってみて、「これは大きいなあ」と感じた小骨をとっていきます。

道具は小骨抜きがあればいいですが、ピンセットなどでも問題なし!

ちなみにボクは、最近使っていない自分の「鼻毛抜き」を使いました。
(もちろん、妻にはナイショで)

この骨抜きは完ぺきに取らなくてもだいじょうぶです。



イワシ
次に「皮」を取ります。

アタマがあった方を左側にして、左手で身を抑えながら右手で皮をゆっくりはがしていきます。



刺身として切る時には、今度はシッポがあった方を左側にして、左側から「そぎ切り」をします。

「そぎ切り」をすることによって、身に残っていた小骨が切られて、食べたときに口に骨の感触が残ることが少なくなるのです。

イワシの刺身
そして、めでたく完成!

いつもは、イワシは手開きにしているのですが、勉強のために包丁でさばいてみました。

とてもキレイにさばけたとは言えません。

プロの方がこの記事を見たら、絶句するかもしれません(笑)

でもいいんです。

ボクはプロではないですし、前述したとおり「数稽古」によって技術は上がっていくと信じてますから。

次はどんな魚をさばくかな!乞うご期待!
(いつになるかはわかりません(笑))

ちなみにスイーツが大好きです。
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