やっぱり英語が話せるようになりたい!
ボクは基本的には英語が好き。
何ももって「好き」というのかは表現しづらいが、少なくとも英語アレルギーはまったくない。
アメリカのプロスポーツが大好きなんだけど、そのスポーツの日本語のサイトがあっても、あえて英語の公式サイトで情報をチェックしたりする。
もちろん公式サイトでも、今は翻訳機能のレベルがかなり上がってきてるから、その機能を使えば、内容の6割~7割は日本語で理解できる。
それでもあえて、翻訳機能を使わず、英文で読もうとしている。
当然、内容を理解するのに時間がかかる。
なぜそんなことをするのだろうと、自問自答してみた。
答えは出た。
「英語を自由自在に操ることのできるカッコいいオトコでありたい!」
そういう願望が常に心の中にあるからだった。
でも、現実はまるで違う。
・簡単な英会話もろくにできない。
・TOEICテストで満点の990点を取る人にあこがれて勉強を始めたはがいいが、結局受験したのは1回だけで、点数は無残な655点。
・映画も字幕なしではまったく理解できない。
英語の習得のためには、今までかなりの時間とお金を使ってきたと思う。
でも、どれも本気で取り組むことはせず、結局貴重な時間とお金をドブに捨てることになってしまった。
まあなんとか続けられたのは、アルクという会社の「1000時間ヒアリング・マラソン」という教材。
これは、「1日3時間英語のシャワーを浴び続けて、1年後にネイティブ並みのヒアリング力をつけよう!」というもの。
最初の3ケ月くらいは、本当に1日3時間以上聴きつづけた。
やはり、「継続は力なり」で、自分でもヒアリングの力は伸びたことが実感できた。
でも、結局最後までその「マラソン」を完走することはなかった。
これはもったいなかった。
本気で1年続けていれば、ヒアリングの力だけでなく、英語についての総合的な力もついて、人生が変わっていた可能性もあったから。
どうして好きな英語なのに、勉強が続かないのだろう。
「根気がない」「意志が弱い」
たしかにその通りなんだけど、そんなことは自分もわかっている。
もしかしたら本当は好きではないのか?
いや違う。
本当の理由はこれだ。
「今の自分が、英語を習得する強い必要性を感じていないから。」
やはりこれに尽きる。
何かを習得するときって、「強烈な必要性」があることが多いと思う。
でもいまの自分の生活では、英語をマスターする強い必要性がない。
職場に外国人はたくさんいるけれども、彼らが日本語を話そうとしてくれるので、ボクがあえて英語を話す必要がない。
プライベートでも、周囲に外国人はいない。
でも今は、英語を習得する「強烈な必要性」を感じている。
それは、「2020東京オリンピック」だ。
ボクが住んでいるところは、東京ではないが、東京に限りなく近い。
そして職場は、オリンピックで使用される多くの競技場がある、東京の「江東区」だ。
いやがうえにも、多くの外国人の方々と接する機会が多くなるだろう。
初めて日本を訪れる外国人の方々も多いことだろう。
そして、多くの外国人の方々が初めての国にきて、困ったりトラブルになったりして、助けが必要となることがあるに違いない。
そんな時に、日本人である僕が、困っている外国人の方々の助けになりたいのだ。
「オ・モ・テ・ナ・シ」の精神で、日本を訪れる方たちの役に立ちたい。
そんな形で「2020東京オリンピック」に参加出来たらいいなと思うようになった。
それにはやはり、「役に立つ実践的な英会話」を少しでも話せるようになることが大事。
では、「役に立つ実践的な英会話」の習得のためには、どんな勉強をすればよいのか。
英単語や英熟語を覚えることや、TOEICを受験することも大事かもしれない。
でも最優先されるのは、「外国人の方々が助けを必要とするであろう場面を想定した英語のフレーズ」を、数多く頭にインプットすることだ思う。
例えば、複雑怪奇で日本人でも戸惑うことのある東京の電車の利用の方法とか、競技場への行き方、オススメの観光スポットや飲食店の案内とか、日本独自の習慣の説明なんかが考えられる。
そんな場面で使われそうなフレーズを、書籍やインターネットで調べたり、英語のネイティブの人から教わったりして、すぐ使える状態までインプットする。
(例)
(外国人)Could you tell me how to get to Tokyo station here?
(東京駅までどうやっていくか、教えてくれますか?)
(ボク) Take the Ymanote Line going toward Tokyo station.
(山手線で東京駅に向かってください))
こんな会話はたしかに中学生の英語のレベルかもしれない。
しかし、ボクにはこんなフレーズさえ、スムーズに口に出て来ない。
「強い必要性」を感じないままで、何かを勉強することがいかにムダなのかということが、本当によくわかる。
オリンピックまであと300日足らずになってきた。
究極のアスリートの競演を間近で感じられることも楽しみ。
でも、ボクは英語を通じて、このスポーツの祭典に参加したい。
これから毎日少しずつでもいいから、「実践的で、本当に役に立つ英語」を身につけていこうと思っている。